日々精進 人財プロジェクト

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伝統の技を世界で売る方法: ローカル企業のグローバル・ニッチ戦略

伝統の技を世界で売る方法: ローカル企業のグローバル・ニッチ戦略

伝統の技を世界で売る方法: ローカル企業のグローバル・ニッチ戦略


現在、日本の伝統工芸はそもそものニーズの減少、職人不足などで多くの会社が業績不振になったり廃業していっているのが現状です。
著書の会社、日吉屋さんは和傘の老舗のお店です。
和傘自体はその使いにくさからほとんど需要がなくなってきていて、事業存続がかなり厳しい状況だったそうです。
事業存続のために奮闘する中、日本の伝統が海外で特に富裕層に評価されていることに注目したそうです。
和傘自体はニーズがなくなってきていますが、そのデザインに関しては特に富裕層にはかなりニーズのあるものだそうです。
そこで海外の富裕層向けに和傘のデザインをベースにした照明を作成したら、ヒット商品になったそうです。
しかも、伝統の技を使った照明機器ですので、利益率かすごいことに、、、

そういった15年に渡る日吉屋が海外取引をきっかけに復活させた著書の経験がぎっしり紹介されています。
販売のみでなく、社内の改革をどのようにしたかまで書かれています。

特にデザイン関係で特別な技術を持っているけど、販売不振で悩まれている中小企業の人にはかなり参考になる本だと思います。

また、中小企業向けにコンサルやられてる方、地方の地場産業の復興をやられてる方などかなり示唆のある本だと思います。