論理トレーニング101題
- 作者: 野矢茂樹
- 出版社/メーカー: 産業図書
- 発売日: 2001/05/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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中小企業診断士の勉強をしていた時に痛感していたのは国語力や論理力のなさでした。
今流行りのロジカルシンキングは型を覚えて思考を整理するツールとしては有効です。
けれど、根本的な国語の力は伸びていかないというのが実感です。
国語力や論理力はロジカルシンキングや分かりやすいプレゼンの表現方法以前の根本的な力です。
しかも、厄介なことに簡単にはその力は向上しないです。
さらに勉強するにしても、本を読めばいいというものでもないです。
論理トレーニング101題はそうした問題に応える本だと思います。
まず、量が101題もあり、1日1題としても3ヶ月以上かかります。
次に解説の後に問題がセットになっていてトレーニングを行い身につけることができます。
国語力や論理力の底上げにつながる本だと思います。
難点を挙げると量が多いことでしょうか?
自分は1回目に集中してやって2回目以降は1日1、2題をノルマとしてやってました。
時間はかかりますが、本当に実力があがる良書だと思います。
人事評価の教科書
- 作者: 高原暢恭
- 出版社/メーカー: 労務行政
- 発売日: 2008/11/05
- メディア: 単行本
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自分が管理職に上がった時、一番困ったのは部下に対する評価をどうするか?です。
なんであの人大したことないのにあんなに出世するんだろう?
と思ったことはないですか?
その根本的な違いは自分が思っている印象での評価と会社の要求している人物像が大分違っているということが人事評価の教科書を読んでわかりました。
それと同時に、本を読んでなかったら人事評価をする際に的外れな評価をしていたと思うとぞっとしました。
管理職研修で人事評価はある程度はやるのですが、どんな考えをもとになにを評価するのか体系的に学習するのは難しいと思います。
人事評価の教科書は人事評価の理論から始まり体系的にかつ基本事項を網羅的に学ぶことができました。
管理職の人にのみでなく、なんで自分が会社に評価されてないか悩まれてる方にもおすすです。
もっと早く読んでいれば自分の出世のスピードも大分違っていただろうなと思います。
失敗しないITシステム導入
ここがポイント! 失敗しないITシステム導入 (経営者新書)
- 作者: 山田一成
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/12/13
- メディア: 新書
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中小企業診断士の実務補習の時に参考にした本です。
クライアントさんがちょうど業務の増加により購買物流システムの更新を検討していて、まさにこの本に書いてあることで悩まれてました。
普通の企業でシステム導入に長けた人なんているわけありません。
また、ベンダーに頼るのも結局はベンダーのいいようにされて終わります。
だったらどうしたらいいかということが書かれています。
新書ですので、さらっと読める本です。
自分はコンサルタント業務で使いましたが、これから第4次IT革命が来ると言われています。
システム導入はこれからいろんな企業でニーズが発生することでしょう。
なので、コンサルタント以外の会社の方でも読むべき本にだと思います。
サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門
サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門 (講談社+α新書)
- 作者: 三戸政和
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/04/20
- メディア: 新書
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株式会社日本創生投資で創生ファンドを運用している三戸政和さんの本です。
日本は少子高齢化の影響で、中小企業の後継者不足が深刻な問題となっています。
ある統計では250万社が事業承継の対象なる会社のうち半分くらいしか後継者がいないと言っていました。
その中には黒字を出し続けている優良企業もかなりあるそうです。
三戸さんはそう言った現実をファンドの運用の際に目の当たりにしてるそうです。
しかまM&Aに出てくる案件は優良企業、またはちょっと経営を改善したら優良企業になる会社が300万くらいで売り出しに出されてると。
詳細は本書を読んでもらいたいですが、三戸さんの企業再生はノウハウからの提案ですが、中規模以上の会社に務めたサラリーマンノウハウはある意味成功するためのノウハウがぎっしりと詰まっています。
そのノウハウを経営改革に生かすだけで全然違う会社になる可能性があるとのことです。
成毛さんの定年まで待つなでも中小企業の幹部になることを提案していましたが、こちらはすばり中小企業の経営者になることを提案しています。
成毛さんの定年まで待つなと合わせて読むといろいろと将来のことが見えてくるのではないでしょうか?
ちなみに自分は副業で稼いで、うまくいくようでしたらM&Aについて考えようと思っています。
超楽観的な青写真ですけどw
そもそも、副業うまくいくのかと、、、
定年まで待つな! 一生稼げる逆転のキャリア戦略
定年まで待つな! 一生稼げる逆転のキャリア戦略 (PHPビジネス新書)
- 作者: 成毛眞
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2018/09/20
- メディア: 新書
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人生100年時代の中、中年世代の今後のキャリア指南の本です。
AIやiotによりこれから職場環境が激変することが予想されてます。
こうした中、従来良しとされた課長などの中途半端な役職でも大手企業に一生しがみつくのはかなりリスクが高いと指摘しています。
役員にならなければ安泰ではないと。
結局は、経営者に近づくことがこれからの最大のリスクヘッジとなります。
成毛さんは従来の価値観とは真逆の提案をしています。
1.地方の中小企業に飛び込んで番頭を目指す
2.大企業在籍なら子会社に移り社長を目指す
3.副業をやり自分でビジネスをやる
今までのいい学校を出ていい会社で一生を過ごすというパターンを完全否定してます。
この本を読んだ後、今後の会社の将来や自分の出世を加味して副業をやろうと計画してます。
1,2はかなり勇気がいるのもあるので。
30代後半以上の方にはお勧めの本です。